情報処理技術者試験の対策

情報処理技術者試験の勉強方法や対策を紹介するブログです。

ネットワークスペシャリスト試験(NW)の対策

試験の特徴

 

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ネットワークスペシャリスト試験(NW)の特徴ですが、

以下があります。

 

1.高度区分では出題範囲が一番多い

ネットワークスペシャリスト試験(NW)では、TCP/IPプロトコルの話からLANの仕組みの話、無線LANやデータセンターの基盤系の話など、出題範囲が高度区分では一番多くなっています。

そのため、前提知識として知っておく必要がある内容がかなり多くなります。

 

2.ネットワーク系は技術革新のスピードが早い

ネットワークは、技術革新が早い分野で試験でも最新の技術要素が出題される場合があります。そのため、受験する範囲でどこまでの技術要素が出題されるか予想して学習する必要があります。(IPv6、ネットワーク仮想化、IoT等)

 

試験対策

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試験対策としては以下になります

 

1.午前2対策

他の区分と同じですが、午前については、過去問を解いてみて、

分からない言葉が出てきたらネットか書籍で調べるという作業を繰り返してください。

ネットワーク系の事前知識が全く無い場合は、プロトコルの書籍とLANの書籍を読むと理解しやすいと思います。

 

2.午後1対策

午後1では、プロトコルやLANの基本的な構成が問われる事が多いです。

そのため、プロトコルがどのような動きをするのかと、LANを構築する際のルータの動きを確実に理解しておく必要があります。

ネットワーク構成によりどのような経路を進んで相手に到達するかの理解が重要になります。

うやむやに覚えずに書籍を読んでしっかり理解する必要があります。

 

3.午後2対策

午後2は新技術について出題される場合があります。

新技術系は、問題文を良く読めば技術要素の詳細を知らなくても回答可能になっている事が多いですが、問題文を理解するのが大変なので、新技術が出題された場合は回避してもう1問の方を選択するのが良いと思います。午後は設問選択により合格率が大きく変わります。

設問のどちらかは、午後1の知識の延長で回答できるような問題になっていますので、午後1の学習でプロトコルやLANの動作をしっかりと理解していれば、回答できるレベルの内容となります。

 

試験対策本

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試験対策の定番本となります。過去問題の解説もWEBからダウンロードできます。

 

通勤時間の隙間時間を活用するために以下もおすすめです。

 

そもそもネットワークとはなんぞやからの場合は以下を読んで下さい。

 LANやネットワーク設計関連

プロトコル関連

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試験対策で頭が痛いのが対策本の購入費用です。

ある程度は必要経費として割り切るしかないのですが、書籍代が高額な事もあり結構な出費になりますので、お得なキャンペーン等の仕組みを利用して出費をできるだけ抑えましょう。

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情報処理安全確保支援士試験(SC)の対策

試験の特徴

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情報処理安全確保支援士試験(SC)ですが特徴として、以下があります。

 

1.ネットワークの知識が必要

情報セキュリティ自体がネットワークからの侵入や攻撃の防御という内容になるため、

ある程度のネットワークの知識が必要となります。

そのため、ネットワークスペシャリスト試験(NW)と連続で受験するのが効率的です。

出題やそれに対する回答もネットワーク関連の用語絡みが多くなります。

 

2.日本語の読解力が必要

午後試験について問題の回答として何が期待されているかという点を考慮して回答する必要があります。

特に高度区分を初めて受験する場合は、問題の読み方や出題文から答えを探すという作業になれておく必要があります。

 

試験対策

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試験対策としては以下になります。

 

1.午前の対策

午前の対策の基本は過去問になりますので過去問を解いてみて、

分からない言葉が出てきたらネットか書籍で調べるという作業を繰り返してください。

 

2.午後1の対策

午後1では、3問から2問選択になります。

どのような問題がでるかの予想のためにIPAの情報セキュリティ10大脅威をまずは読んで、直近の情報セキュリティの傾向を把握しておきましょう。

また、IPAのセキュア・プログラミング講座を読んで具体的な対策内容を把握しておく必要があります。

 

3.午後2の対策

午後2では、2問中1問選択になります。

基本的には午後1と同じような内容ですが、長文になるため読解力が必要になります。

また、問題を一見すると難しく見えますが読み進めると理解できるようになります。

午後2については、問題文と設問の段落が一致しているので、設問単位で問題文を読んでいくと効率的です。

 

試験対策本

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 試験のおすすめの対策本は以下になります。

 

試験対策の定番本です。過去問の解説PDFもWEBからダウンロードできます。

通勤等の隙間時間での勉強用に以下もおすすめです。

 

そもそも情報セキュリティとはなんぞやからであれば、以下を読みましょう。

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応用情報技術者試験(AP)の対策

試験の特徴

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応用情報技術者試験(AP)ですが特徴として、以下があります。

 

1.広く浅く全分野から出題

ITプロジェクトのフェーズとしては、企画~運用までのフェーズがありますが、

その全分野から出題があります。

また、技術要素としてもネットワーク、データベース、組み込み、情報セキュリティ等全分野から出題があります。

若いうちに受験しておくと自身が得意な分野や、好きな分野が分かるので良いと思います。

 

2.午後が記述式

基本情報技術者試験(FE)までは、マークシート形式で選択だったのが、

応用情報技術者試験(AP)の午後からは記述式となります。

記述式の場合、漢字や用語を明確に覚えておく必要があります。

 

試験対策

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試験対策としては以下になります。

 

1.午前の対策

まずは過去問を解いてみて、分からない言葉が出てきたらネットか書籍で調べるという作業を繰り返してください。

同時に用語と意味をまとめたノートを作るのも有効かと思います。

午前で得た知識がそのまま午後に役立ちますので、過去問を直近の試験から5年分程度やっておくと確実に合格圏内に入ります。

 

2.午後の対策

11問から7問選択となりますので、事前に選択する分野を決めてしまってください。

問1の情報セキュリティは必須なので仕方無いですが、他の6分野は事前に決めた分野のみ集中して勉強してください。苦手な分野を勉強しても効率が悪いので問題なさそうな分野を選んでそこに注力する方が合格の近道になります。

選択の6分野の学習がある程度できたら、+1分野の学習をしておくと試験中に出題の難易度が高い分野を回避できるようになるので、一発合格を狙うなら+1分野の学習をしておくと安心です。

 

試験対策本

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午後の試験対策の定番本です。応用情報技術者から午後が記述式になるためこの本で問題から解答を導く手順を理解しましょう。

 

通勤時間等の隙間時間の活用に以下もおすすめです。分からない所をちょっと調べるというのにも使えます。

 

そもそも問題の意味から全く分からないという方は以下から読んで下さい。

 

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試験対策で頭が痛いのが対策本の購入費用です。

ある程度は必要経費として割り切るしかないのですが、書籍代が高額な事もあり結構な出費になりますので、お得なキャンペーン等の仕組みを利用して出費をできるだけ抑えましょう。

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情報処理技術者試験の価値

情報処理技術者試験の価値

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情報処理技術者試験については、免許や許認可に関わる資格では無いため

取得しても意味が無いと一部で言われていた時代がありました。

しかし、現在は特に大手SIやユーザ系のシステム子会社では情報処理技術者試験の取得を昇進の条件にしたり、

高額な報奨金を出したりする企業が増えてきています。

 

1.就職・転職の際にかなり有利

学生では応用情報技術者試験(AP)、社会人ではレベル4の高度区分を

取得していれば、書類選考で落とされる事は少なくなります。

 

2.会社によっては昇進の条件や高額な報奨金

最近では、情報処理技術者試験の取得が人事評価の査定の一部になり、

合格すると高額な報奨金を出す企業が増えてきています。

また、高度区分に合格しないと管理職になれない企業もあります。

 

3.大規模プロジェクトで役に立つ

大規模プロジェクトでは情報処理技術者試験の問題に出てくるような用語や

事例がそのまま実際の業務に直結する場面が多く出てきます。

また、プロジェクトによっては、プロジェクトのメンバーの条件として、

情報処理技術者試験の資格を保有している事という条件が付く場合があります。

 

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4.社内での評価が向上する

経験者から見た感覚としては、大体以下のような感じです。

 

基本情報技術者試験(FE)の取得で会社の一員になれる。

応用情報技術者試験(AP)の取得でひとまず仕事を振っても大丈夫と思われる。

・レベル4(高度区分)の取得で仕事を任せても安心なやつだと思われる。

 

IT技術者については、技術の無い人間は仕事のできない人間と同意語なので、

資格取得により若手でも邪険に扱われる事が少なくなります。

私自身もプロジェクトマネージャ試験(PM)に合格してからは、プロジェクトの進め方への文句や知識・経験も無いのに謎なアドバイスをしてくる人が減ったため、プロジェクト運営が楽になりました。

 

 

情報処理技術者試験の合格基準と合格率

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1.情報処理技術者試験の合格基準

情報処理試験ではマークシートと記述式については、60%以上の得点で合格になり、

論述試験ではA判定(A,B,C,Dの4段階)の場合合格となります。

合格となるには以下のように午前~午後全ての試験で合格基準となる必要があります。

午前1 60%以上、午前2 60%以上 午後1 60%以上 午後2 論述A判定

 

2.情報処理技術者試験の合格率

以前はレベル4(高度区分)の試験は1桁台の合格率でかなりの難関試験でしたが、

平成21年(西暦2009年)に試験制度が改

訂されて

レベル4の高度区分の合格率がほぼ倍になり合格し易くなりました。

IT人材育成を目的とした試験という意味合いでは今の合格率ぐらいの難易度が丁度良いのではと思います。

 

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各試験の合格率は以下となっています。

 

レベル1

ITパスポート試験(IP)

平成28年 合格率48.3%

 

レベル2

基本情報技術者試験(FE)

平成28年 合格率26.6%

 

情報セキュリティマネジメント試験(SG)

平成28年 合格率79.0%

 

レベル3

応用情報技術者試験(AP)

平成28年 合格率21.0%

 

レベル4(高度区分)

ITストラテジスト試験(ST)

平成28年 合格率14.0%

 

システムアーキテクト試験(SA)

平成28年 合格率13.9%

 

プロジェクトマネージャ試験(PM)

平成28年 合格率14.5%

 

ネットワークスペシャリスト試験(NW)

平成28年 合格率15.4%

 

データベーススペシャリスト試験(DB)

平成28年 合格率17.5%

 

エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)

平成28年 合格率17.2%

 

ITサービスマネージャ試験(SM)

平成28年 合格率14.1%

 

システム監査技術者試験(AU

平成28年 合格率14.3%

 

情報処理安全確保支援士試験(SC)

平成28年 合格率14.9%

情報処理技術者試験の試験形式の特徴

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情報処理技術者試験は、試験時間の長い試験です。

レベル2の基本情報技術者試験(FE)、情報セキュリティマネジメント試験(SG)

から午前、午後の2段階となりレベル4になると午前1、午前2、午後1、午後2の4段階になり、試験で丸1日潰れるようになります。

 

試験自体が長時間に及ぶため、なるべく1発で合格したい試験になります。

試験形式の特徴として以下があります。

 

1.試験区分により記述式や論述試験がある

試験の特徴として試験のレベルが上がると記述式や論述式になっていくという点があります。

記述式、論述式となると、なんとなく知っているレベルでは回答の記述自体が難しくなります。

そのため、各分野の専門用語等は漢字や英字の場合は綴りまで記載できるレベルで覚えておく必要があります。

論述の場合も試験会場でいきなり準備無しで論文を書くことはできませんので、

どのような論文を書くか事前に計画して練習もしておく必要があります。

 

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2.レベル4(高度区分)の午前1は免除にできる

高度区分の試験では午前1、午前2、午後1、午後2となり、かなりの長時間の試験になります。

この中で午前1については、

応用情報技術者試験(AP)の合格

レベル4(高度区分)の合格

レベル4(高度区分)で午前1のみ合格

のいずれかにより2年間免除にする事ができます。

免除は次回の試験受験時に免除申請を実施すれば午前1が免除になります。

 

午前1免除により9:30開始の試験が、10:50開始の午前2からで良くなり、

肉体的な負担がかなり減ります。

まずは1回受験しないと免除にはできませんが、

応用情報技術者試験(AP)に合格した場合や、他の高度区分に合格した場合は、

そのまま続けて他の高度区分の試験を受験するのが効率的な方法(合格への近道)となります。

 

情報処理技術者試験の試験形式

情報処理技術者試験の試験形式ですが以下となります。

 

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ITパスポート試験(IP)

マークシート 4択 100問

 

基本情報技術者試験(FE)

午前 9:30~12:00(150分)

マークシート 4択 80問

午後 13:00~15:30(150分)

多肢選択式 13問から7問選択

 

情報セキュリティマネジメント試験(SG)

午前 9:30~11:00(90分)

マークシート 4択 50問

午後 12:30~14:00(90分)

多肢選択式 3問

 

応用情報技術者試験(AP)

午前 9:30~12:00(150分)

マークシート 4択 80問

午後 13:00~15:30(150分)

記述式 11問から5問選択

 

ITストラテジスト試験(ST)

午前1 9:30~10:20(50分)

マークシート 4択 30問

午前2 10:50~11:30(40分)

マークシート 4択 25問

午後1 12:30~14:00(90分)

記述式 4問から2問選択

午後2 14:30~16:30(120分)

論述式 3問から1問選択

 

システムアーキテクト試験(SA)

午前1 9:30~10:20(50分)

マークシート 4択 30問

午前2 10:50~11:30(40分)

マークシート 4択 25問

午後1 12:30~14:00(90分)

記述式 4問から2問選択

午後2 14:30~16:30(120分)

論述式 3問から1問選択

 

プロジェクトマネージャ試験(PM)

午前1 9:30~10:20(50分)

マークシート 4択 30問

午前2 10:50~11:30(40分)

マークシート 4択 25問

午後1 12:30~14:00(90分)

記述式 3問から2問選択

午後2 14:30~16:30(120分)

論述式 2問から1問選択

 

ネットワークスペシャリスト試験(NW)

午前1 9:30~10:20(50分)

マークシート 4択 30問

午前2 10:50~11:30(40分)

マークシート 4択 25問

午後1 12:30~14:00(90分)

記述式 3問から2問選択

午後2 14:30~16:30(120分)

記述式 2問から1問選択

 

データベーススペシャリスト試験(DB)

午前1 9:30~10:20(50分)

マークシート 4択 30問

午前2 10:50~11:30(40分)

マークシート 4択 25問

午後1 12:30~14:00(90分)

記述式 3問から2問選択

午後2 14:30~16:30(120分)

記述式 2問から1問選択

 

エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)

午前1 9:30~10:20(50分)

マークシート 4択 30問

午前2 10:50~11:30(40分)

マークシート 4択 25問

午後1 12:30~14:00(90分)

記述式 3問から2問選択

午後2 14:30~16:30(120分)

記述式 2問から1問選択

 

ITサービスマネージャ試験(SM)

午前1 9:30~10:20(50分)

マークシート 4択 30問

午前2 10:50~11:30(40分)

マークシート 4択 25問

午後1 12:30~14:00(90分)

記述式 3問から2問選択

午後2 14:30~16:30(120分)

論述式 2問から1問選択

 

システム監査技術者試験(AU

午前1 9:30~10:20(50分)

マークシート 4択 30問

午前2 10:50~11:30(40分)

マークシート 4択 25問

午後1 12:30~14:00(90分)

記述式 3問から2問選択

午後2 14:30~16:30(120分)

論述式 2問から1問選択

 

情報処理安全確保支援士試験(SC)

午前1 9:30~10:20(50分)

マークシート 4択 30問

午前2 10:50~11:30(40分)

マークシート 4択 25問

午後1 12:30~14:00(90分)

記述式 3問から2問選択

午後2 14:30~16:30(120分)

論述式 2問から1問選択